クラッシュフィーバー
アートディレクターの磯部です。開発段階のときから
クラッシュフィーバーのデザイン周りに携わっております。
クラッシュフィーバーには1000体以上のキャラクターが登場します。
種族も格好も違う、個性豊かな仲間たちですが、どこかクラフィらしい
ポップさを感じるデザインになっているのではないでしょうか。
キャラクターは多くのイラストレーター様によって描かれていますが、
描いて頂くときに雰囲気がバラバラにならないようルールを定めて、お願いをしています。
(これをイラストレギュレーションといいます)
今回はこのイラストレギュレーションについて説明していきましょう。
これさえ知ればクラフィっぽい絵がかけるかも…!?
■合言葉は「ハッチャケ ワクワク シャレオツ ポジティブ ポップ」
クラフィキャラクターを描くにあたって意識して欲しい言葉、それが
「ハッチャケ ワクワク シャレオツ ポジティブ ポップ」です。
クラッシュフィーバーのデザインは見ているだけでハッチャケていて
ワクワクして、それでいてシャレオツでポジティブでポップな必要があります。
なんのこっちゃという思うかもしれないですが、要するに見ているだけで
楽しくなれるようなデザインを目指しているっていうことですね笑
デザイナーチームはこの合言葉を常に頭に入れて作業をしております!
■デザインは現代感そして仮想空間感
クラッシュフィーバーには様々な服装をしたキャラクターがいますが、
舞台はファンタジーでも、遠い未来のSFでもありません。
明日には実現するかもしれない、現代に限りなく近い未来。
なので新しさを感じつつも、現代にもある服の要素を随所にとりいれています。
逆に着物やチャイナドレス等古くからの伝統を受け継ぐ服には
プラスで現代アレンジをしている場合もあります。
▲和服に現代アレンジをした服の例。
■キャラクターには躍動感を!
キャラクターは今にも動き出しそうな躍動感を感じるポーズを
指定しています。地面を感じさせない、
宙に浮いたポーズもこのレギュレーションから生まれています。
イラストからキャラクターの動きが伝わってきませんか?
▲躍動感を感じさせるポーズに!
■配色はカラフルに!
クラフィのキャラには、赤、緑、青、黄と色が決まっていますが
いかにも赤属性です!というカラーにしてしまうと、
まとまりすぎて、ワクワクした印象でなくなってしまうので、
あまり一つの属性色にとらわれすぎないような配色を指定しています。
言われてみればまぁ赤属性かなくらいの配色バランスになっていたりします。
■キャラクターの線色は赤茶色。
黒だとクラッシュフィーバーのポップな世界には少々きつく
赤茶だとしっくり馴染みますね。
▲拡大してみると赤茶色なんですよ。
■影は二段階 ハイライトは一段階
基本はアニメ塗りとよばれる、色がはっきりわかれた手法で塗られています。
もし1キャラだけ厚塗りだったり、劇画調だったりしたら
浮いてしまいますよね。
■まわりにふんわり光彩を
クラフィは仮想世界ALICEを舞台にしております。
ALICE内のユニットは自由に宙に浮くことができるため、
浮遊感を2Dイラストでだすために、ふんわり浮いているイメージを
キャラクター周りの光彩で表現しております。
■最後にALICEで生まれた証を刻む
キャラクターにはALICEマークというALICEで生まれた証が
ついています。四角いマークの下にユニットIDが刻まれているのがわかりますでしょうか。
例外として、ウイルスキャラクターはバグなどの予想外な電子のひずみから
生まれていたり、どこからかネットを通じて
やってきたキャラクターになるのでALICEマークがついていません。
女王に生み出されたキャラやゴーストのキャラは別のマークがついているので
探してみてはいかがでしょう。
▲ALICEマーク。四角の下にはIDが刻まれています。
このようなレギュレーションを経て
イラストレーター様に素敵にかいていただいた、キャラクター達。
今日もALICEでいきいきと暮らしていますので
是非会いに行ってあげてくださいね!