どうもこんにちは、デザイナーの大鹿です。
今回はバナー制作における工数削減対策の一つ「Adobe Creative Cloud」について
お話させていただきます。
クラッシュフィーバーは他アプリと比較してみると
バナーの使用数が飛び抜けて多いプロダクトだと感じています。
新ユニット追加とキャンペーンが被ると、そこだけで60点以上の
バナーを制作した時もありました。
(しかも諸事情により制作日数は限界まで削られる場合がほとんどです)
これらを納期通りに各部署へお届けするためには
いかに制作工数を短縮するかが重要となります。
Adobe Creative Cloud(以下CC)はAdobe社が提供するクラウドサービスです。
PhotoshopやillustratorなどAdobe製品を通じてグラフィック素材や
レイヤースタイル、カラーコードをクラウド上の「ライブラリ」フォルダに
保存・共有することができます。
ウェブデザインやDTP業界ではお馴染みのサービスですが
同じ流れを汲むバナー制作でもかなり活躍してくれます。
例として、こちらが私のライブラリフォルダの中身です。
上の小さいサムネがカラーコード、下の大きいサムネはレイヤースタイルです。
そして汎用グラフィック素材です。
ライブラリの中身はPhotohop上でこんな感じに表示されます。
使用方法も簡単で、レイヤースタイルはレイヤーを選択して
サムネをクリックするだけで適用されます。
グラフィック素材はツールウィンドウからドラッグするだけで
配置することができます。
配置されたオブジェクトはCCと紐付いており、CC側のデータが更新されると
紐付いたすべてのオブジェクトも更新されます。
そしてCCは自分のライブラリを他ユーザーと共有することができます。
CCツールのメニューから「共同利用」を選択すると・・
Adobeのマイページが立ち上がり、共有させたいユーザーを招待することができます。
ライブラリを共有しておけばサテライトオフィスの方や外注先の方も
レギュレーションに沿った共通の演出、素材が利用可能となります。
ただし注意点が一つ。
先ほど「配置したオブジェクトはCCと紐付いている」と書きましたが
不用意にCC側のデータを変更したり削除していしまうと
ライブラリを共有するすべてのユーザーが影響を受けてしまいます。
(制作PSDを開いた途端、素材が差し替わってしまう!などなど)
当たり前のことですが、ライブラリを触るときは
連絡を密にして大惨事にならないよう気をつけてください。
導入初期だけはデータを掻き集めたりと、手間がかかりますが
一度動き出せばとても頼りになるサービスです。
皆様もぜひ触ってみてください。