デザイナーの木村です。主に3D関連の業務を行っています。
今回は簡単に思えてなかなか上手くいかない、データ整理のことについてお話しします。
1 :現場ではこんなことが…
ゲーム開発は基本的に複数人で行うため、
ファイルの共有やデータの受け渡しなどを日常的に行います。
ところが関わる人が増えれば増えるほどデータの整理は難しくなっていくのです。
- フォルダ階層がやたらと深い!
- 新しいもの、古いものの判断がしづらい!
- 同じ名前のファイルがここにも!あそこにも!
誰が見てもどこに何が保存されているのか、わかるような整理の仕方が難しい。
ワークデータやファイルを保存しておく場所が散らかっているのは問題です。
『必要なデータを探し当てるのに無駄な時間がかかってストレスがたまる!』
2 :ルールがないから無法地帯と化す
というわけで、必要なのはレギュレーションの作成です。
命名規則についてはしっかりと資料化することで皆の意識が高まり、
フォルダ管理する際も綺麗な並びになります。
▼例
アイコン素材なら必ず頭文字に「Ico」を付ける
背景素材なら必ず頭文字に「BG」を付ける、など
こんな感じの素材であれば
…Ico_Star_01.png
というように、共通ルールとともにわかりやすい命名をする(+番号)というのもおすすめです。
あとはフォルダの管理です。
複数人で触るから問題なわけであって、一旦ひとりの人間がまとめることによって
わかりやすく使いやすいフォルダ構造を構築することができると思います。
そして、なるべく早い段階で情報共有できるような場を設けることも大事です。
3:まとめ
効率の良いゲーム開発をするためには命名規則やフォルダ振り分け規則など、
レギュレーションを決めた上で作業し規則を守ること。思いやりをもって整理整頓することが大切です。