アートディレクターの磯部です。
皆さんはキャラクターイラストができるまでにどのような道筋を
辿っているかご存知でしょうか。
今回はクラッシュフィーバーのキャラクターが
どのような工程を経て、作られているのかをご紹介したいと思います。
1.テーマを決める
まず最初に作るキャラクターのテーマを決めるミーティングを開きます。
おとぎ話、神話、戦国…イラストのモチーフとなりそうなテーマから
季節やキャラクターのバランスを考慮し、ユーザー様が興味をもって
いただけるようなテーマを決めます。
2.キャラクターの指示書をかく
テーマが決まったら、キャラクターの指示書を書きます。
指示書とはキャラクターの設計図のようなもの。
年齢・性別・性格・体格・ポーズ・攻撃方法等々…
どんなキャラクターにしたいかを、具体的に文章で書きます。
キャラクターの根幹を決めるとても大切な作業です!
3.イラストレーター様にご依頼をする
外部パートナー様を経由し、指示書をイラストレーター様に渡していただきます。
イラストは月に何10体も増えていくので社内ですべて描くのは大変!
そこで外部パートナー様に指示書を読んでいただき、
指示書のイラストを描く事が得意なイラストレーター様にご依頼していただきます。
メカが得意なイラストレーター様にはメカを、
女の子が得意な方には女の子の絵を…といった感じです。
4. 赤入れをする
イラストレーター様に描いていただくイラストは、3段階に分けて弊社のチェックをはさみます。
- ポーズラフ 構図とポーズを決める。
- 詳細ラフ 配色とデザインを決める。
- 着彩 光や影をいれ、ゲーム画面にのせられる段階まで仕上げる。
▲左からポーズラフ・詳細ラフ・着彩
あがってきたイラストに修正依頼を出す作業を赤入れと言います。
参考資料を渡し、文章で直して欲しい箇所をご依頼します。
弊社内で絵を描いて直接修正を行う場合もあります。
構図、配色、デザイン が、一定のクオリティを満たしているか
社内レビューを交えながら慎重に進めていきます。
5. イラストをご納品いただく。
イラストに汚れやミスがないかを、ゲームの画面にあてはめて最終チェックをします。
問題がなければイラストをご納品いただきます。
まとめ
個人プレーと思われがちなイラスト制作ですが、
実はとても多くの方のご協力と、チームプレーあってのものなのです。
クラッシュフィーバーが始まって1年以上になりますが、
いまでもキャラクターのイラストが世に出るときはドキドキしますね。
ユーザー様の反応が良かったときには、ほっと胸をなでおろしています…!
これからもドンドン素敵なキャラを追加していくのでお楽しみに!