エンジニア

Xcode 5のSource Controlを使ったGit操作

投稿日:2013年12月20日 更新日:

今回のエンジニアブログ担当の山下です。

Xcodeはバージョン4よりGitによるバージョン管理が統合されましたが、
Xcode 5からはSource Controlがメニューバーへ昇格し、より扱いやすくなりました。
今までSourceTreeやGitHub for Macといった外部のGitクライアントを使っているかたも
多いかと思いますが、外部
バージョン管理まで行えると開発がスムーズに行えると思います。
今回はXcodeからGitを操作する方法についてまとめてみました。

リポジトリの作成

git_init
新規プロジェクトを作成する時、オプションによりGitのリポジトリを同時に作ることができます。

変更履歴の表示

git_version1
git_version2
画面右上部のアイコンよりバージョンエディタを開くと前回のコミットからの変更点が差分表示されます。
画面下部で比較するコミットを選択できます。

コミット

git_commit
コミットはSource ControlメニューのCommitを選択すると、
左に現在の状態、右に前回のコミット時の状態が表示され、差分がグラフィカルに表示されます。
下の大きな入力ボックスにコミットメッセージを記述し、右下のボタンでコミットが完了します。
またHunkごとにコミットを後回しにしたり、変更を取り消しすることも出来ます。

リセット

git_reset
メニューよりDiscard All Changesを選択することにより、
全てのファイルを最新のコミットへリセットすることが出来ます。
また画面左のナビゲータから特定のファイルを右クリックし、
Source Control > Discard Changes in Selected Files と選択すると
ファイルごとにリセットすることが出来ます。

ブランチ操作

git_branch
ブランチの作成、切り替え、マージといった操作もSource Controlメニューから行います。
メニューのWorking Copiesに現在のブランチ名が表示されており、
ここからブランチ関係の機能にアクセス出来ます。
ブランチの切り替え(チェックアウト)はCheckoutから行います。

リモート

git_remote
リモートでの作業も可能です。ブランチの設定より、リモートリポジトリの追加を行うことで、
Source ControlメニューからPush、Pullといった項目を選択可能です。

いかがでしたでしょうか。Gitの中でもこれらの使用頻度の高い機能はXcodeだけでも操作可能です。
Xcode 5で強化されたバージョン管理機能、一度使ってみてはいかがでしょうか。

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