今回のエンジニアブログ担当の近藤です。
今回はcocos2d-xの開発環境の設定とiOS端末での実行方法までの手順を紹介します。
cocos2dxをダウンロード
cocos2d-xのウェブサイトから「cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2-hotfix.zip @ Apr.08, 2013」を
クリックしてダウンロードします。
ダウンロードしたzipファイルを解凍して、アプリケーションフォルダなどに保存します。
http://www.cocos2d-x.org/projects/cocos2d-x/wiki/Download
cocos2dxのテンプレートをxcodeで使えるようにする
■ターミナルを起動し解凍したフォルダに移動
『cd /Applications/cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2』
■インストール
『./install-templates-xcode.sh -u -f』
■Xcodeを起動する
xcodeを起動してcreate new projectを選択、cocos2d-xが選択できるようになっていれば、
cocos2d-xのテンプレートのインスールは完了
マルチプラットフォームなプロジェクトを作成
iOSやAndroidその他、マルチプラットフォームで動かすことができるプロジェクトは下記の手順で作成します。
■cocos2d-xの下記のディレクトリに移動する
『cd /Applications/cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2/tools/project-creator』
■create_project.pyを実行
今回は下記のようにプロジェクトを作成
『./create_project.py -project MyProject -package com.mycompany.myproject -language cpp』
下記の場所にプロジェクトが作成されます。
/Applications/cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2/tools/project-creator/projects/
プロジェクを作成するにはcreate_project.pyにパラメータ3つ付けて実行することでプロジェクトを作成します。
./create_project.py -project プロジェクト名 -package パッケージ名 -language 言語
-project プロジェクト名
-package パッケージ名
-language 言語 (cpp lua javascriptが選択可能)
iOSで動かす
iOS用のプロジェクトは「proj.ios」ディレクトリの中に入っています。
同階層にiOS以外にもAndroidやBlackberryのプロジェクトも作られていることがわかります。
(マルチプラットフォームなのでAndroidなどの端末でも実行可能で、それらの実行方法は次回以降で紹介しようと思います。)
作成したプロジェクトの●●●.projファイルをダブルクリックしてXcodeを立ち上げれば完成。
XcodeのRunを押せばiPhoneでプロジェクトを動作することが出来ます。
/Applications/cocos2d-2.1rc0-x-2.1.2/tools/project-creator/projects/Myproject/proj.ios/Myproject.xcode.proj