エンジニアの田島です。
クラッシュフィーバーの海外展開を担当していて、国内版とは違う点を書きたいと思います。
マルチ応募で使うSNSについて
国内版と繁体字版ではマルチの応募をLINEで行うのですが、グローバル版と韓国版ではLINEから変更しています。
グローバル版はリリース当初は15言語対応でリリースする事が決まっており、
国ごとに最適なSNSで募集ができるよう、様々なSNSをサポートするShareSDKに変更しました。
韓国版については韓国ではKakaoTalkが最も普及しているのでKakaoTalkに変更しました。
タイムゾーンと回線速度
また、グローバル版は15言語対応ということで、タイムゾーンはUTCで設定しています。
時差の計算をしてデータ設定するのが大変そうでした。
その他にも各国で回線スピードが一定ではないので、国内版では実装していない機能の
分割ダウンロードを追加で実装する必要がありました。
サーバーAPIのリポジトリ管理について
国内版と繁体字版だけの時はサーバーのAPIコードも別々のブランチで管理されていました。
国内版で開発した機能を繁体字版にマージして繁体字版を最新に更新するという手間のかかる作業を行なっていましたが、
コンフリクトが発生した場合にマージ作業が大変になる事が多くありました。
この辺はグローバル版をリリースする時に統一ブランチを作成してマージ工数の削減は行なっています。
AWSについて
AWSについてもリージョンによっては使えないサービスがあるので注意が必要です。
現在は1つのリージョンで運用しているので問題はないのですが、
国ごとにリージョンを分ける事になった場合は代替サービスを検討したり、
使えるサービスで置き換えられるかの検証も必要になってきます。
APIへのアクセスについては、Amazon CloudFrontをキャッシュ無しでアクセスする形式を取っております。
こうすることで、世界中からのアクセスに対して低レイテンシーを実現しております。
まとめ
まだまだ、海外展開をする事でやらなければいけない事や注意する点は多いです。