エンジニア

新卒でゲーム会社に就職して3年間で学んだこと

投稿日:2021年11月4日 更新日:

名古屋スタジオでアプリエンジニアをしている田中と申します。
私は2018年の4月に新卒として入社し、現在入社から3年半ほど経過しています。
今回は私がエンジニアとして過ごしてきた3年を振り返りながら、ゲーム会社での仕事内容などを紹介したいと思います

新卒でゲーム業界に興味ある方やゲーム業界未経験だけどゲーム業界への転職を考えている方の参考になれば幸いです。

そもそもゲーム会社のエンジニアの仕事内容について

一口にエンジニアと言っても色々な業務があり、弊社では大きくアプリエンジニアとサーバーエンジニアとで分かれています。
大雑把に説明すると、
ユーザーが実際に触る画面を作るのがアプリエンジニアで
通信やデータを管理するのがサーバーエンジニアです。

例えばソーシャルゲームでよくあるガチャの機能で説明すると
ガチャを引く画面や結果を表示する画面を作るのがアプリエンジニアで
ガチャの結果の抽選の仕組みを作るのがサーバーエンジニアとなります。

私はアプリエンジニアとして働いてきたので今回はアプリ側の話がメインとなります。

 入社前と入社後のギャップ

ゲーム業界に入るのはなんとなく不安だった

どんな仕事でもそうだと思いますが、外から見たイメージと実際に働いて感じたイメージは結構違っているものだと思います。

私も入社前はゲーム業界と聞くと、開発が大変で専門的な知識が必要で難しそうと言う印象を持っていました。
自分は情報系の学部にいた大学生だったのでプログラミングはある程度で学んでいましたが、ゲーム作りを専門で学んでいたわけではなかったので技術面で自分の実力が足りているのか非常に不安でした。

入社してみると意外となんとかなる

入社後、しばらくたって思った感想は「意外となんとかなる!」というものでした。
入社した直後は簡単な不具合調査や修正が主な仕事で、この仕事を通して徐々に知識を増やすことができました。
今思えば当たり前のことですが、新人にいきなり重い新機能の開発をやらせるわけがありません。

私が社会人として初めて取り組んだ仕事は、「バトル中に何度も回復技を使用すると実際の回復量と表示される回復量に差が生まれる」という不具合の調査と修正でした。
たっぷりと時間をかけて調査し、たった1行変数の初期化を追加する修正をして無事に任務を完了することができました。
ゲームだから特別ということなく、普通にプログラミングができれば十分仕事で戦力になれることができるとわかりホッとしたのを覚えています。

実際に入社後の3年間でどんな仕事をしてきたか

1年目

上にも書いた通り、最初の1,2か月は簡単な不具合修正などをやらせてもらい徐々に仕事に慣れて行きました。
その後は既存機能のちょとした改修などをいくつかやり、大体半年程度たったころに新規機能の開発などを任されるようになりました。

ここまでくると自分1人でコーディングするだけではなく、他チームとの関わりも増えてきます。
ゲームエンジニアというと、1人で黙々と作業しているようなイメージがありますが実際には多くの人とコミュニケーションをとりながら機能を作っていきます。
新規機能の開発となってくると機能の仕様を考えるプランナーやUIを作成するデザイナー、そしてサーバー側の処理を担当していサーバーエンジニアとも連携をとって進めていく必要があります。

最初のうちは他チームからの質問にうまく答えられず、もらった質問をそのまま上司に伝え回答をもらうということも多いです。
しかし、そういった経験を通して徐々に他チームのことを理解していき1年経つ頃にはなんとかアプリエンジニアとして一通りの業務ができるようなりました。

2~3年目

2年目以降になると今までの経験で少しは自信がつき、色々な仕事を引き受けれるようになってきます。

例えば新キャラクター専用のスキルや、複数の画面を1から新規で作成するような大規模な新機能など、バージョンの目玉となるような機能の開発をまかせてもらえるようになってきます。
当然、大規模な機能になれば関わってくる人数も増えてきます。

しかし、1年目とは違い多少はアプリのこともわかってくると、ただ仕様書通りに実装するだけではなくアプリ側として色々と提案したり他チームの相談に乗ることができるようなってきます。
プランナーと仕様について議論したり、デザイナーの要望を聞いてアプリで実現できる演出を話し合ったりしながら少しでも良い機能としてリリースするためにみんなで協力しながら機能を作っていきます。
規模が大きい開発はリリースするまで色々と苦労も多いですが、みんなで作り上げた機能がユーザーから良い評価をもらえると嬉しく非常にやりがいがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ゲーム業界と聞くと開発がハードなイメージがあると思いますが、私の場合は徐々に成長していきながらやりがいのある仕事をすることができました。
この記事でゲーム業界って興味あるけどなんとなく不安だなと思っていた方の不安が少しでも解消でき、就職活動のきっかけになれば幸いです。

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