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工数レビューについて

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こんにちは、ワンダープラネット グローバルスタジオでアプリエンジニアをしていますN.Kと申します。
今回はタイトルの通り工数レビューについて簡単に書かせて頂きたいと思います。

あまり馴染みのない作業かも知れません。
これは、アプリに新機能を実装する際に担当エンジニアが見積もった作業工数をチーム内のエンジニア数名で問題点や妥当性について話合うことです。

この作業は作業工数の確度を高めるという目的があります。

また以下の様なメリットもあります。

・作業内容が明確になる。
・認識の齟齬を減らせる。
・設計がしやすくなる。

工数表作成について

工数表について簡単に説明しますと、ある機能を実装するのに必要な項目、その項目を実装するのに費やす時間を表にしたものです。
この工数表作成に置いて重要なことは、項目一つ一つの粒度は可能な限り細かくしこの工数表を見れば他のエンジニアでも作業が出来る状態までにすることです。
そのために、この作業にはコードの調査なども含まれます。どんな機能でも最低1日は作業時間に費やせると良いかと思います。
以前の現場ではこの工数表作成を予めスケジュールに入れてもらっていました。

では実際に、工数表の例を記してみます。

前提条件:
・マイページにキャラクターの画像が表示されているとする。
・そのキャラクターにはボイスデータが設定されている場合があるとする。

例)マイページのキャラクターをタップした時にボイスを再生する。
というような、結構ふわっとした仕様があったとします。
エンジニアによっては、「1日ぐらい」もしくは「2〜3日」という様になるかと思いますが実際どうなのかを表にしていきたいと思います。

※今回は、二点見積もり法を使用しています。

工数表のポイントとしては

・小項目を可能な限り見ただけでコードが浮かぶレベルに落とすこと
になります。

工数レビュー

上記の工数表を元にチーム内のエンジニアでレビューを行います。
その際、QA担当の方も参加して頂く事をおすすめ致します。
理由としては、QAの方がテストケースを作成する際の参考になるのとQAの観点からの考慮漏れがないかの確認が出来ることです。

ポイントとしては以下になります。

・作業内容が洗い出せているか?
・作業時間が妥当かどうか?

私のチームでは、実施時に費やした作業時間を工数表にメモし、次に似た機能を実装する際の参考にしています。

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