デザイナー

クラッシュフィーバーのキャラクター指示書ができるまで

投稿日:2016年11月8日 更新日:

デザイナーの伊藤です。

 

前回のデザイナーの記事『キャラクターイラストができる道程』では

指示書とは“キャラクターの設計図” “キャラクターの根幹を決める部分”と紹介されていました。

今回は、そのキャラクターの指示書がどのような事を考えて作られているのか

クラッシュフィーバーのオズを参考例にしてご紹介致します!

 

オズ 

f:id:itoc:20161107231203p:plainf:id:itoc:20161107231827p:plain

 

 

先ずはキャラクターの価値を決める

とっても重要な部分で“ユーザーさまに届けたい価値”を具体的に決めます。

場合によっては“このキャラクターを通してどんな体験をして貰いたいか”も決めます。

オズは世界観の表現とユーザーさまへの訴求力の比重がだいたい半々で考えられており

仮想空間感やSF感が好きなユーザーさまに強く刺さるキャラクター

と価値を定めました。

今後全ての工程がこの価値を指針に考えられていきます。

 

 

背景設定を考える

 原作のオズはドロシーたちが探し求めている魔法使いですが

実は魔法使いではなくただのマジシャンだったというオチがあります。

 

これをクラッシュフィーバーでは

王国を築き上げたオズの実体は“電子ドラッグ”で

実態のないデータが人の形を成した存在だった

そしてアバターの視覚を操り様々な享楽をもたらしていた

 

こんな風に、先程決めた価値に合わせて

クラッシュフィーバーでのオズはどんな人物なのかを軽く考えます。

 

開発途中の設定ですので実際の設定とは異なる場合があります。

 

 

ヴィジュアル面の価値や個性を深める

ここから更にヴィジュアル面での価値や個性を深めていく段階です。

データが露出している箇所やマシン要素を入れるなど

仮想空間感やSF感が好きな人に強く刺さるような個性を持たせていきます。

 

 

キャラクターの詳細を決める

指示内容を価値や個性にそって考えていきます。

決める箇所は多岐にわたり、性格、体型、表情から服装、

武器、アイテム、キャラクターのポーズ、エフェクトなど。

 

 特に個性であるデータの腕やマシンの足が目立つようにと詳細を詰めていきます。

更に個性を出すために尖った性格にしたり

関わりのあるキャラクターの背景設定を考慮して小ネタを入れたりします。 

 

 

そして完成!

以上が決まれば指示書は完成です!

あとはイラストが完成して

クエストができるのをワクワクしながら待ちます(笑

 

 

今回は指示書がどのように作られているのか

ざっくりとご紹介しましたが如何でしたか?

指示書ではユーザの皆様に楽しんでいただけるような

キャラクター作りを心がけています。

もしも最初に決めた価値が違うものであれば

また違ったヴィジュアルのオズが出来上がっていたかもしれませんね!

採用情報

ワンダープラネットでは、一緒に働く仲間を幅広い職種で募集しております。

-デザイナー
-

© WonderPlanet Inc.