エンジニア

Visual Studio 2015 を試してみた

投稿日:2014年11月18日 更新日:

おつかれさまです。藤澤です。

先日、「Visual Studio が iOS / Android アプリ開発に対応」「Visual Studio でクロスプラットフォーム開発」 みたいなニュースが流れましたね。ぼくもさっそく喜び勇んで Visual Studio 2015 を試してみました。……が、結論としてはちょっと期待したものとは違ったようです。

  • iOS / Android の開発は Xamarin を使う
  • Visual Studio はフリーで使えるが Xamarin は Business ライセンスが必要
  • Windows と Visual Studio だけでは iOS アプリをビルドできない(ビルドに Mac が必要)
  • Visual Studio の Mac 版 / Linux 版が提供されるわけではない

ということで、ニュースを聞いたときは C# や xaml をフル活用して Windows Phone やストアアプリを作る感覚で iOS アプリ開発が! みたいなのを期待してしまいましたが、実態はすでにある Xamarin の機能を Visual Studio からも使えるようになったよ、というところのようです。(そう言われれば以前そんなニュースがあった気が……)

これで終わりではさすがに寂しいので、以下、Visual Studio 2015 のインストールの流れをご紹介します。
(スクショは後からとりなおしたものなので実際とは異なる部分があります)

まず、Visual Studio 2015 は以下のサイトからダウンロードできます。(ダウンロードには Microsoft アカウントが必要です)
http://www.visualstudio.com/downloads/visual-studio-2015-downloads-vs

フルパッケージでインストールするのに 8 時間以上かかってしまいました……。

インストールが完了して Microsoft アカウントに登録すると利用可能になります。

プロジェクトテンプレートに iOS や Android の項目があります。

が、これを選択すると Xamarin をインストールしろと言われてしまいます。

仕方ないのでリンク先から Xamarin をダウンロードしてインストールします。
なお、このリンク先からダウンロードできる Xamarin は通常のバージョンとは異なるようですので、すでにインストール済みでも入れなおす必要があるようです。

Xamarin のインストールが済んで再度 Visual Studio を開いてみても、相変わらず Xamarin をインストールしろと言われてしまいました。

なにか設定が必要なのかと思い Xamarin Studio を開いてみると、アップデートを求められます。が、前述のとおりこの Xamarin は専用バージョンなのですが、ここでアップデートしてしまうと通常バージョンが入ってしまうようです。

仕方ないので一度 Xamarin をアンインストールして Visual Studio のリンクから再インストールします。
すると、プロジェクトテンプレートから iPhone や iPad のプロジェクトが選べるようになりました。最初はインストールに失敗していたんでしょうか……。

iPhone のプロジェクトを作成すると、接続先の Mac を聞かれます。どうやら iOS アプリのビルドには Xamarin インストール済みの Mac が必要なようです。

そしてプロジェクトには Xamarin の Business ライセンスにログインしろとのメッセージが。

Android プロジェクトのほうも、実行しようとすると同様に Xamarin のログインを求められました。

というわけで確認できたのはここまでです。
Visual Studio 無償化のニュースと iOS / Android 対応のニュースが一緒に流れてきたので iOS / Android 開発も無償でできそうな印象を持ってしまいましたが、残念ながらそういうわけにはいきませんでした。もっと気軽に C# で iOS 開発できる日がくるといいですね。

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