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Google VR SDK for iOSでVRに挑戦しよう!

投稿日:2016年9月30日 更新日:

こんにちは、今回のブログ担当の近藤(英)です。

 

ここ数年、VR(Virtual Reality)という言葉が何やら騒がれていますが、皆さんも何度も耳にされ、既にその世界を体感された方もいるかと思います。

特に今年(2016)はVR元年とも言われ、某国民的アニメのオープニングにも登場する程、その認知度も増しています。

それに伴うようにして、様々な開発手法が提供されるようになってきました。

そこで、今回はその中からわりと手軽に開発体験できる

Google VR SDK for iOS(Cardboard)

を使用して、簡単なサンプルを動かすまでの流れをご紹介したいと思います。

 

まず初めに必要なものとして、

  • Xcode(7.1〜)
  • CocoaPods
  • iPhone(iOS7〜)

 を準備していきます。

また、ここで忘れてならないのが、VRに対応したHMD(ヘッドマウントディスプレイ)です!

HMDはスマートフォンを利用するタイプと、外部装置(パソコンなど)を利用するタイプがありますが、今回は前者のタイプを使用します。

前者はスマートフォン画面にVR用の動画などを表示し、それをレンズを通して覗き込むような形で利用します。

こちらのタイプは、さすがVR元年と言われることもあり、様々な種類が各メーカーから発売され、簡易的ではありますが基本的には安価なものが多く、手軽に体感することができます、装着したその姿はまさに近未来です(笑)

(因みにパソコンなどを利用するタイプは専用ソフトを使用して、パソコンとHMDを繋いで利用します。)

 

次に早速サンプルアプリなどをダウンロードして試してみたい所ですが、その前に、Cardbordを使用したアプリを開発する際には、先にも書きましたCocoaPodsが必要となってきますので、こちらの準備を行ってみます。

cocoapods.orgよりインストールします。

  • XcodeプロジェクトフォルダにPodfileという名前でファイルを追加します。
  • Podfileに「pod 'CardboardSDK'」を追加します。
    cocoapods.org
  • 次にXcodeプロジェクトフォルダ内のターミナルより、コマンド 'pod update' を実行します。これにより、CardboardSDK CocoaPodがダウンロードされ追加されます。

 

さて、いよいよ今度はこれまでを踏まえながら、サンプルなどをダウンロードして実際に動かしてみます。 

  • GitHubにて公開されてますので、リポジトリからクローンを作成するなどしてダウンロードします。

   git clone https://github.com/googlevr/gvr-ios-sdk.git

  • また次にサンプルプロジェクトフォルダに移動し、次のコマンドを実行します。

   pod update

    これで、CardboardSDK CocoaPodがサンプルプロジェクトに追加されます。

 

ここまで準備できましたら、後は、Xcodeで「プロジェクト名.xcworkspace」プロジェクトを開いて、実行ボタンを押すだけです!

実行できることが確認できましたら、後残るのは、そうです、HMDにスマートフォンを取り付け、装着してその世界を体感してみましょう!

 

今回は導入編として、簡単なアプリを動かす所までですがそれでも、360°のVirtualRealityの世界を体感することができると思います。

 

また、HMDにはセットでBluetoothリモコンが付いているものもあり、装着中の操作を快適にできるものもあります。

さらには、外部装置、モーションコントローラーなどを用いて、赤外線で手の動きをトラッキングするなどして、自分の手をVRの中で動かすことができるようになったりします。

 

まだまだ可能性を秘めているVRの世界、今後の動向にも注目して、色々とチャレンジしてVirtualRealityを一緒に楽しみましょう! 

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