2Dデザイナーの木村です。
アニメーションを作っていると、ついついキーを多く打ちすぎてしまい重くなってしまった!なんてことはございませんでしょうか。
今回のデザイナー記事は、SpriteStudioのテクスチャとアニメーションのデータ削減方法についてお話します。
▼ テクスチャサイズを小さくする
テスクチャのサイズを削減するには、エフェクト系の素材の大きさを1/2程度にすることがお勧めです。
エフェクトであれば、多少ぼやけていても気にならないことが多いです。一瞬しか出ないものや、αブレンド方法を加算にする素材はサイズを小さくしても問題ありません。
逆に、素材の大きさを小さくすると見栄えが悪くなるものが、テキストとくっきりした素材です。テキストの対処方法としては、1文字ずつ分けて並べるのも手です。
▼アニメーションのデータを小さくする
1.インスタンス機能を使う
インスタンス機能とは、作ったアニメーションを「インスタンスパーツ」として別のアニメーションに配置し、再生する機能です。
複数のssaeで同じ動きを入れたい場合、1つアニメーションを作って各ssae内にインスタンスパーツを配置するだけでOKです!
この機能を使うことにより、データを小さくするだけでなく項数も削減できます。
(Photoshopでいうところのスマートオブジェクトといった感じでしょうか…)
詳しくは、こちらの公式サイトをご覧ください。
インスタンス機能の使い方 | OPTPiX Help Center
2.無変化キーの削除を行う
SpriteStudioには、パーツのアニメーションの演出に影響が無いアトリビュートを削除する機能があります。
アニメーションを作っていると、知らず知らずの内に余計なキーが打たれていることがありますが、この機能はキーとキーの間で何も変化していない箇所を自動で削除してくれます。
アニメーションが完成後、必ずこの機能を使いましょう!
もれなくプログラマーもデザイナーも幸せになれますヽ(*´▽´*)ノ
無変化キーの機能の場所は、こちらご覧ください。
「無変化キーの削除」ウィンドウ | OPTPiX Help Center
▼まとめ
どんなに良いアニメーションが出来ても、ゲームのローディングが遅くなるほど容量が大きくては、本末転倒です。
以前、まさにこの壁にぶち当たり四苦八苦しました。
出来上がったアニメーションのテクスチャを、後で半分のサイズにしたりなんてことが起こると、のちに全てのキーでスケールを直すといった地獄が待っています。
上記3点を行うだけでも、かなりのデータ容量削減ができますので、もしお困りでしたら是非試してみてください。