はじめに
こんにちは。ユニバーサルゲーム事業部でアプリエンジニアをしております山下と申します。
2022年11月19日に今年2度目のハッカソンが開催されました!半年ぶりの開催です。(5月14日に開催されたハッカソンのレポートはこちらをご参照ください)
私はこの2度目のハッカソンに運営委員として参加いたしました。前回のハッカソンは予定が合わなかった関係で残念ながら参加出来ず、次こそは参加したいという気持ちがありました...!そう思っていた中、現CTOの吉谷さんから運営委員についてのお話を伺い、喜んで参加させていただきました。イベントを運営する側の経験があまりなかったため緊張もしましたが、参加できて嬉しい気持ちが大きかったです!
今回は実際に参加してみた思ったことや前回からの変更点や取り組み、見えた課題に関しましてレポートしようと思います。
イベントの流れ・様子
当日は下記の流れで行われました。
- オリエンテーション(10:00 ~ )
- 各参加者がテーマと意気込みを発表(10:05 ~ )
- 制作開始(10:15 ~ )
- 成果物のプレゼンタイム(18:00 ~ )
- 投票と表彰(19:10 ~ )
- クロージング(19:20 ~ )
- (希望者のみ)懇親会(20:00 ~ )
前回と同様に、オフラインとオンラインを繋げるためのツールとしてGatherを使用しました。2Dのゲーム感覚で操作ができるほか、見た目を改造できたり、踊れたり、クラッカーを飛ばしたりと色々できて楽しかったです。
Slack上では、メンバーが各々で個人チャンネルを作ってそこにアイディアや制作物関連の投稿をしたりと活発に動いていて、各々が集中して取り組んでいる様子が見て取れました。
テーマ一覧
テーマは一部抜粋になります。各々が興味を持っていることに対する試みから読書、料理まで幅広く出ました!
- Stable Diffusionでなにかする
- 囲碁AIで名人戦を観戦するぞ
- パンケーキ計画
- オンラインゲームのコミュニティファインダーに来ているコメントをDiscordに通知するGASスクリプトを作る
- Filamentでオンライン学習用のサービスを作る
- Slackbotをスプシ+GAS+Slack APIで作ってみた
- Unityでカジュアルゲーム
- 「技術書の読書術」を読んで、感想
- etc...
参加者としての感想
自分の場合は前々からUnityのShader Graphに関しまして興味を持っていたので、それを学習して実際に目に見える形で使ってみるところまでをやってみました。ワンプラハッカソンに関しまして今回が初めての参加でしたが、とても楽しかったです!テーマが完全にフリーだったため、自分が興味を持っていたことに存分に打ち込める時間になり、有意義だったと思います。また、参加して下さった方の成果物の発表もバラエティ豊かでどれも聴いてるだけでワクワクしました。
ハッカソンはどんなことにメンバーは興味を持っているかや今まで知らなかった事を知る、業務上関わりが少ないメンバーとコミュケーションを取るなど様々なことのきっかけになりうるイベントだと改めて認識し、今後も参加したいなと思いました!
前回からの変更点・運営の取り組み
ハッカソンは現状参加する上での敷居が高いという課題がありました。その理由については主に下記の2点と考えました。
- 参加形式
- 技術的な印象
ハッカソンはオフィスでのオフライン開催が企画的にはやりやすいですが、オフィスまで行く必要が出てしまい、移動などの別の手間がかかってしまう問題がありました。また、「ハッカソン」という名前からどうしても技術的な印象が持たれがちで、「参加する以上は技術的なことをしないといけないのでは?」など難しいイベントと思わせてしまっているのではないかと思いました。
そこで、今回はその改善に向けて下記の取り組みを試みました。
- オフィスでのオフライン参加だけでなく、個人宅からのリモート参加も可能とすること
- テーマを完全にフリーとすること
名古屋、東京の両オフィスの使用可能なのは勿論、リモートで参加することも前回に引き続き可能としました。オンラインとオフラインの参加者を繋げるためGatherやSlackなどを活用して、コミュニケーションも取れる環境作りも合わせて行うことで参加形式の自由度を上げました。また、テーマに関しましては技術的なものでなくても、何かを試行錯誤して作るような内容であればなんでもOKとしました。そうすることで参加しやすくなるように試みました。
その結果前回と比べて良かった点が下記になります。
- 参加人数が増えたこと
- プランナー、更には広報の方にも参加していただけたこと
- テーマが非常に幅広くなったこと
参加人数も参加される方の職種も増えたことで、イベントとしてより盛り上がりました。また、テーマも技術的な内容だけでなく、本を読んでレポートにすることや料理だったりと幅広くなり、発表内容も彩り豊かなものになってより盛り上がって良かったです。特に料理は環境的にも材料的にも必要なものが多いのでオンラインで参加可能だからこそ出来るテーマなのではと個人的に思いました。
今後の課題
今回のハッカソンで難しかった点、今後改善していきたいと思った点は下記になります。
- 参加することのハードルがまだ下げ足りない
- 開催地が分かれていることによるコミュニケーションの難化
前回よりは参加のハードルが下がったと思いますが、まだ足りないと思いました。「ハッカソン」という単語に対して、どうしても技術的な印象が拭えずに参加するにはハードルが高く感じるという意見がありました。これに関しましては、いっそのこと「ハッカソン」という単語を変え、クリエイティブなことを楽しく行うワンプラ特有のイベント名に改名しようと考えております。また、今回行われたテーマの中には敷居を大きく下げるものもあったので、その事例をアピールして難しいイベントではないことを周知することで、ハードルを更に下げられるのではないかと思っています。
今回は開催地が東京オフィス、名古屋オフィス、個人宅のリモートと大きく分けて3つありましたが、懇親会などを行う場合にそれらを繋げてコミュニケーションを取るのがどうしても難しいと思いました。今回はオフィス毎に一つのPCを使ってGather上で繋げるようにしてみましたが、やはりオフライン上でのコミュニケーションが多くなりがちでした。これに関しましては、次に実施する際にオフィス同士を繋げるための機材の前準備をしっかりして、スムーズにコミュニケーションを取れるように準備をすることで改善しようと考えてます。
まとめ
以上が今回のハッカソンのレポートになります。前回より参加者が増えたり、テーマがより幅広くなったりと自由度が増して楽しいものになったと思いました。その一方で、まだまだハードルが高い部分があったり、自由度が増したことで逆に難しくなる点もあると感じました。
今後も一つ一つ改善していき、より参加しやすく、より有意義なイベントを目指していきたいと思います!
今回のハッカソンに参加してくださった弊社広報のレポートもありますので、こちらも是非ご覧下さい!