今回のブログを書かせていただきます。サーバ担当の中村です。
スマホアプリの機能として当たり前になっている「プッシュ」
昨年末から「GrowthPush」というプッシュサービスがジワジワと人気を集めているようです。
あの"ブレイブフロンティア"も!とアピールしているので何が売りなのかな?と思い調べてみると…。
最大の特徴は次の2つ
・セグメント配信(自動配信)
セグメント配信には以下の2種類があるようです
例)「iOS、Android別にセグメント配信」「3日間起動していないユーザーにセグメント配信」
(グループ設定をしてグループ別に手動/予約配信する機能)
例)「新規登録日から2日目に自動配信」「7日間起動していないユーザーに自動配信」
(グループ設定をしてグループ別に自動配信する機能)
・A/B配信
A/B配信はAパターン・Bパターンというような"複数"の送信文章を均等比率で配信してパターン別にユーザーの反応を分析できる機能です。
この二つの機能を組み合わせれば、
A/B配信でユーザーの反応がいい文章をピックアップし、自動配信に設定するなどして
運営がプッシュ通知をスケジュールする作業を格段に減らすこともできるのでは?!!
※プッシュサービスは数多くありますが、自動配信ができるのは今のところGrowthPushだけみたいです。
⇒スケジューリング(予約)はできるものの完全自動化にはバッチなどが必要なものばかり。。。
個人的に気になったのでSDKの導入部分をまずは実装してみたいと思います。
①GrowthPushのアカウントを作成
こちらのサイトにアクセスして「無料トライアル」を押すと・・・アカウント登録ができるようです。
※パスワード入力に確認用枠がない!!!タイプミス怖っ!
②SDKダウンロード
⇒ログインが完了するとメニューの真ん中くらいに「SDK導入」とあるのでそちらをクリック
所要時間10分というのは言い過ぎでは…(笑)
この中からSDKをダウンロードできます。
ダウンロードしたSDKを解凍して。。。
③Xcodeを起動し、新プロジェクトを作成
先程ダウンロードしたSDKをプロジェクトファイルのリンク設定に追加します。
④2.の下に実装方法までIDなど埋め込んだ状態で記述してあるのでそのままコピペ
⇒親切すぎる。。。
⇒最近のSDKはこんなに何もしなくていいのでしょうか?簡単すぎる…。
⑤実機確認
⇒そのまま実機にビルドしようとしたところ・・・
転送しようと思ったらプロビジョニングが1月で切れてた!?
会社のものを使うわけにもいかないので、泣く泣くシミュレータで確認してみます。(シミュレータからでも動くんだろうか…)
⑥デバイス管理テーブル
⇒デバイスが1レコード追加されてる!
シミュレーターからのアクセスなのでトークンは空ですが、実機で行うと問題なく動きそう…。(次回までに確認しておきます)
【総括】
ブログ用のスクリーンショットを撮りながら15分で実装できてしまいました。(GrowthPush様疑ってごめんなさい…。)
SDKの導入はとても簡単でいいですね!他にもGUIが見やすくできているのも運用しやすそうです。
他社のプッシュサービスと比較すると他社は100万リクエストまで無料なものがほとんどですが、自動配信機能が入っているせいかGrowthPushは5万リクエストまでが無料のようです。無料枠は短いですが、自動配信は魅力ですね。
また、iOS/Android以外にcocos2d-x/Unityにも対応しているのも素晴らしい!
次回は今回の続きで証明書の登録〜自動配信をレポートしたいと思います。(cocos2d-xでのSDK導入もやりたいなぁ)