ネイティブアプリケーション事業部サーバエンジニアの桐島です。
先日、社内エンジニアLT会にて、ポモドーロ・テクニックについて発表したところ、
「自分はこんな感じでやってるよー」という意見が出たり、気になっているひとが結構多い感じだったので、ブログにも書いてみます。
ポモドーロ・テクニックとは
Francesco Cirillo さんが、1980年代後半に考案した、時間管理法です。
小休憩を細かく取ることで生産性を向上させる、という考えがベースになっています。
ポモドーロ・テクニックのやり方
具体的な実践方法は以下となります。
- やることを決める
- 25分後に鳴るようにタイマーを設定する
- タイマーが鳴るまでタスクを処理する
- タイマーが鳴ったら、短い休憩(3〜5分)をして、1に戻る(これが1ポモドーロ)
- 4ポモドーロしたら、より長い休憩(15-30分)をして、1に戻る
とてもシンプルですね。
とは言うものの、ポモドーロは個人の時間管理方法であり、会社組織でのチームワークのための時間管理方法ではないので、ある日突然自分の時間だけをポモドーロ単位で区切っても上手くいきません。
そこで、自分の仕事環境に合った形で実践してみることにしました。
自分流の実践方法
- ポモドーロ管理対象タスクを絞り込む
- 自分だけで完了するタスク(他のひとが絡まない範囲のタスク)
- 今日中に終われば良いタスク(xx時xx分まで、という近々の〆がない)
- 1ポモドーロ単位(25分)で完了するタスク
- ポモドーロができる時間帯を確保する
- ポモドーロの休憩 = 通知系の確認時間 とする
- 1日の最後のタスクに取り掛かっていて、良い感じに集中しているときは小休憩は不要とする
一日に回せるポモドーロ数は少なくなってしまうのですが、
しばらくこのやり方で試してみようと考えています。
ポモドーロの効果
単純な仕掛けですが、新しいポモドーロを開始すると、このタスクはこのポモドーロ内でやり切るぞ、という心理が働きます。
残り時間が迫ってくると、タスクを完了させるために自然と全力が出ます。
夏休みが終わる前日に凄まじい勢いで宿題をやり切る、あのイメージです(僕は夏休みに入る前に終わらせるタイプでしたが)。
結果として、生産性は明確に向上していると思います。
タスクを25分単位で区切るやり方は初めてなので、まだ1ポモドーロの見積りが良い感じにできていないですが、
小さな休憩と集中を繰り返す方法は自分には合っていると感じています。
ポモドーロするためのサポートツール
BitBarのプラグインです。
シンプルなポモドーロタイマーで、導入も使い方もとても簡単で素晴らしいです。
ポモドーロに取り組み始めるタイミングでは丁度良いツールかと思います。
しばらくポモドーロを実践していると、その実績・効果を管理・計測したくなってきます。
それを実現してくれるのがKanbanFlowというツールです。
KanbanFlowの簡単な紹介
一見するとTrelloの様なカンバンツールなのですが、ポモドーロ管理のための機能が揃っています。
例えば、以下の様に、ポモドーロタイマーを開始することができます。
開始したポモドーロを停止すると、その理由を設定することができます。
理由の項目は自分でも追加可能です。
もちろん履歴も確認できます(ブログを書くタスクが終わらない様子が伝わってきます)。
そして、タスク単位の履歴だけでなく、任意の期間での集計も行えます。
しばらく、このツールを使ってポモドーロ・ライフを送りたいと思います!
おまけ
「ポモドーロ」という名称ですが、
Cirilloさんが、時間管理のためにトマト型のキッチンタイマーを使用していたことが由来らしいです。
(トマトはイタリア語で「pomodoro」)